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Google 2026年3月コアアップデート、日本サイトへの影響と対策
今日 · 読了8分 · aeolab編集部
📌 TL;DR(冒頭結論)
Google 3月コアアップデートはE-E-A-T評価を全ジャンルに拡大し、AI量産サイトに最大80%の流入減をもたらしています。
翻訳元: Search Engine Land
TL;DR
Google 3月コアアップデートはE-E-A-T評価を全ジャンルに拡大し、AI量産サイトに最大80%の流入減をもたらしています。
2026年3月のGoogleコアアップデートは、日本のサイトにも大きな影響を与えています。特にYMYL領域では、著者情報や監修者の明記がないページの順位下落が目立ちます。日本語サイトでも、独自の一次情報を持たないまとめ記事が軒並み順位を落としている状況です。
今回のコアアップデートで何が変わったのか?
E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の評価対象が全コンテンツジャンルに拡大されました。これまでE-E-A-Tは医療・金融・法律などYMYL領域で特に重視されていました。しかし今回のアップデートでは、趣味・エンタメ・ライフスタイルなど幅広いジャンルでもE-E-A-Tが評価軸に加わっています。
GoogleはLinkedInで次のように述べています。「これは検索者にとって、あらゆるサイトから関連性の高い満足度の高いコンテンツを表示するための定期的なアップデートです」(出典:Google LinkedIn公式投稿)。
また、既に上位表示されている情報を言い換えただけのページは評価を下げる方針が明確になりました。独自のデータや体験を含まないコンテンツは順位を維持できなくなっています。
どのくらいの規模で順位変動が起きているのか?
過去数年のコアアップデートと比較しても、今回の変動幅は極めて大きいです。SEMrushセンサーのボラティリティスコアは最大で10点中9.5を記録しました(出典:SEMrush Sensor)。監視対象サイトの55%以上が最初の2週間で順位変動を経験しています(出典:Search Engine Land)。
特に影響が大きかったカテゴリは以下の通りです。
- AI生成コンテンツファーム:トラフィックが60〜80%減少(出典:Search Engine Land調査)
- アフィリエイトサイト:71%が順位下落を経験(出典:Search Engine Land調査)
- 一部サイト:最初の1週間でオーガニックトラフィックが20〜35%減少(出典:各種SEOメディア報告)
この数字は、3月のコアアップデートとスパムアップデートが同時期に展開されたことで、影響が増幅されたためです。
AI生成コンテンツはペナルティ対象なのか?
AI生成コンテンツそのものがペナルティ対象になったわけではありません。Googleが問題視しているのは「薄いコンテンツ」です。AIを使っていても、独自の分析や一次情報が含まれていれば問題ありません。
逆に、人間が書いた記事でも、他サイトの情報をまとめただけの内容は評価が下がります。重要なのは「誰が書いたか」ではなく「読者にとって新しい価値があるか」です。
順位が下がった場合、どう回復すればよいのか?
回復には2つのアプローチがあり、それぞれ時間軸が異なります。
短期(4〜8週間で認識される可能性があるもの):
- Core Web Vitalsの改善
- ページ速度の最適化
- モバイルユーザビリティの修正
中長期(次回コアアップデートで反映される可能性があるもの):
- コンテンツの質の向上
- E-E-A-Tシグナルの強化(著者プロフィール、監修者情報の追加)
- 独自データや体験に基づく記事のリライト
次回のコアアップデートは2026年6月〜7月と予想されています(出典:Search Engine Land)。コンテンツ品質の改善は、そのタイミングで反映される可能性が高いです。
なぜスパムアップデートとの同時展開が問題なのか?
コアアップデートとスパムアップデートの影響を切り分けにくくなるためです。3月のスパムアップデートは数日前にリリースされました。両方のアップデートが同時に進行すると、順位変動の原因がどちらにあるのか判断が難しくなります。
Googleは以前から「複数のアップデートが同時に展開されることがある」と認めています。対策としては、スパムポリシーへの違反がないか確認したうえで、コンテンツ品質の見直しを行うのが現実的です。
Googleコアアップデートの最近の履歴はどうなっているのか?
ここ2年間のコアアップデートの展開期間は以下の通りです(出典:Google Search Status Dashboard)。
| アップデート | 開始日 | 完了日 |
|---|---|---|
| 2026年3月 | 3月27日 | 展開中(最大2週間) |
| 2025年12月 | 12月11日 | 12月29日 |
| 2025年6月 | 6月30日 | 7月17日 |
| 2025年3月 | 3月13日 | 3月27日 |
| 2024年12月 | 12月12日 | 12月18日 |
| 2024年11月 | 11月11日 | 12月5日 |
| 2024年8月 | 8月15日 | 9月3日 |
| 2024年3月 | 3月5日 | 4月19日 |
前回の2025年12月アップデートから約3か月後のリリースです。年間3〜4回のペースが続いています。
日本のWebサイトへの影響
日本市場では、以下の3つの傾向が確認されています。
1. YMYL領域での著者情報の厳格化
医療・健康・金融に関するページで、著者の資格や監修者の情報が明記されていないサイトの順位が大幅に下落しています。日本のSEO各社も同様の傾向を報告しています(出典:PLAN-B、フルスピード、ブランディングワークス各社レポート)。
2. まとめ・リライト型記事の評価低下
上位表示されている記事を言い換えただけの「まとめ記事」が順位を落としています。独自の取材、アンケートデータ、実体験を含むコンテンツが代わりに浮上しています。
3. ローカル関連性シグナルの強化
地域に根ざしたコンテンツの評価が高まっています。全国一律の情報よりも、地域固有の事情を反映した記事が有利になる傾向が複数のSEOアナリストから報告されています。
日本のサイト運営者が今すぐ取るべきアクション:
- 著者プロフィールページを作成し、記事と紐付ける
- 構造化データ(Article, Person)で著者情報をマークアップする
- 自社独自のデータや事例をコンテンツに含める
- Google Search Consoleで順位変動を日次モニタリングする
- AIで生成した記事に専門家の監修・加筆を行う
FAQ
Q. コアアップデートの展開が完了するまで、対策は待つべきですか?
A. 待つ必要はありません。展開中であっても、コンテンツ品質の改善やE-E-A-Tシグナルの強化は始められます。ただし、順位変動の最終的な評価はロールアウト完了後(約2週間後)に行うのが正確です。展開中は日々の順位変動に一喜一憂せず、Google Search Consoleのデータを週単位で確認してください。
Q. AI生成コンテンツをすべて削除すべきですか?
A. 一律に削除する必要はありません。Googleが評価を下げているのは「独自の価値がない薄いコンテンツ」であり、AI生成かどうかは直接の判断基準ではありません。AI生成記事でも、専門家による監修、独自データの追加、実体験の挿入などで価値を高めれば問題ありません。逆に、大量のAI記事をそのまま放置しているサイトは、優先度をつけて改善またはnoindex処理を検討してください。
よくある質問
コアアップデートの展開が完了するまで、対策は待つべきですか?
待つ必要はありません。展開中であっても、コンテンツ品質の改善やE-E-A-Tシグナルの強化は始められます。ただし、順位変動の最終的な評価はロールアウト完了後(約2週間後)に行うのが正確です。
AI生成コンテンツをすべて削除すべきですか?
一律に削除する必要はありません。Googleが評価を下げているのは独自の価値がない薄いコンテンツであり、AI生成かどうかは直接の判断基準ではありません。専門家による監修や独自データの追加で価値を高めれば問題ありません。
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